【作品のご紹介】
早くも11月に入り、ここ東京でも秋の装いに色づいた木々があちこちで見られるようになりました。
年末に向けて徐々に慌しくなるこの季節。アート鑑賞でリフレッシュされてみてはいかがでしょうか?
今月はスペインを代表する現代美術の巨匠、アントニ・タピエスの版画作品をご紹介いたします。
Title:Diptyque
年代:1976年
技法:アクアチント、コラージュ
サイズ:63×90cm
サイン:有
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画業の初期には、ミロ、クレーらシュルレアリストの影響が見られますが、ほどなくして抽象表現主義やアンフォルメルに傾倒するようになります。
1953年以降、当時は美術作品に用いるという認識のなかった素材を取り入れたミクストメディア作品を発表し、後の「アルテ・ポーヴェラ」の先駆的表現であるとして、高く評価されました。
Title:Untitled
年代:
技法:エンボス
サイズ:57×77cm
サイン:有
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Title:Coups de brosse
年代:1976年
技法:アクアチント
サイズ:33×51.5cm
サイン:有
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タピエスの代名詞といえば、灰色や褐色の地塗りと、独特のマチエール。
砂や土、藁、大理石粉などの様々な素材が練りこまれた絵の具をキャンバスに塗布し、その上を引っ掻いたり、数字や文字などの記号を描き足して作られる絵肌は、一見するとどのように生まれたのかが分からないほどに複雑です。
Title:barriere marron
年代:1976年
技法:アクアチント
サイズ:76×56cm
サイン:有
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Title:Rose et deux plaques年代:1976年技法:エッチング、アクアチント、リトグラフサイズ:33×51.5cmサイン:有プライス:お問い合わせください
国際展への参加や、各国での作品発表により、新進気鋭のアーティストとして注目を集めていたタピエス。
大型の絵画や立体作品を制作すると同時に、優れた版画作品も数多く残しました。
Title:Untitled
年代:
技法:ミクストメディア版画
サイズ:53.5×69.5cm
サイン:有
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土壁のようなざらざらとした質感。
ぽつぽつと画面の表面に浮き出るエンボス加工。
背景から浮き上がる立体的な文字。
こうした作家の仕掛けが随所に施されている今回のご紹介作品は、「版画」といって通常思い浮かべるイメージとはだいぶ違ったものかもしれません。
Title:Sofa
年代:1982年
技法:エッチング、アクアチント
サイズ:62.8×91cm
サイン:有
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スペインの乾燥した大地を思わせる重厚感のある色彩や、「×」や「+」などの象徴的な意味合いを予感させる図形の散布は、生まれ育ったカタルーニャの風土や、抑圧された政権化で強いられた苦難を色濃く反映したものと言われています。
Title:Macule
年代:1984年
技法:エッチング、レリーフプリント
サイズ:63×90cm
サイン:有
プライス:お問い合わせください
タピエスの世界観、いかがでしたでしょうか?
すべてシートでのご紹介となりますので、お好みの額をオーダーしていただけます。
装飾のないシンプルなデザインですっきりと見せるも良し、あえてクラシックなゴールドのものを合わせてシックにまとめるのも素敵です。
飽きのこない抽象モチーフですので、ご自宅はもちろん、お店やオフィスのディスプレイとしても大変おすすめです!
画像だけでは伝わらない、一枚の「モノ」としての存在感を、どうぞ海画廊の店頭にてご覧くださいませ。
お問い合わせ・ご来廊を、スタッフ一同お待ちしております。
アントニ・タピエス Antoni Tàpies
1923年 スペインのバルセロナに生まれる
1946年 バルセロナ大学を中退し、作品制作に専念
1950年 バルセロナで初個展を開催、フランス政府の奨学金によりパリへ拠点を移す
1953年 サンパウロ・ビエンナーレにてグランプリ受賞
1958年 ヴェネチア・ビエンナーレにてユネスコ賞およびデヴィット・ブライト財団賞受賞
1984年 バルセロナにアントニ・タピエス財団が設立される
1992年 バルセロナ・オリンピックの公式ポスターを手がける
1996年 日本にて巡回回顧展を開催
2012年 バルセロナにて死去
新入荷の情報は海画廊HPで随時更新しています。
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