【作品のご紹介】
「NUDE」
Title: 「デリエール・ル・ミロワール」No.127
年代:1961年
技法: リトグラフ(計14点のオリジナル・リトグラフ、内3点はダブルページ)
シートサイズ: 38×28cm(シングルページ大)
サイン: 無
プライス: お問い合わせください
「今月のおすすめ」ブログでは、今回より数回に渡り、世界的に有名な美術雑誌「デリエール・ル・ミロワール」に焦点を当てお届けいたします。 初回は、ただいま東京・国立新美術館にて回顧展が開かれている「ジャコメッティ」を特集した号のご紹介です。
「SEATED MAN AND SCULPTURE」
「DERRIERE LE MIROIR(仏語で“鏡の裏側”の意)」は、パリのギャラリー・マーグの創業者エメ・マーグが編集した版画専門誌で、1946年~1982年までの37年間に計253号が発行されました。
他の美術雑誌とは一線を画し時代を超えて高く評価される所以は、数多くの著名なアーティストによるオリジナル版画が収録されている点にあります。シャガール、ピカソ、ミロ、ブラックら言わずと知れた巨匠たちや、当時の気鋭の現代美術作家がこぞって作品を提供した同誌は、世界中のコレクターたちに愛され続けてきました。
スイスに生まれ、フランスで活動したアルベルト・ジャコメッティは、ギャラリー・マーグと非常に親しい関係にあり、マーグ財団美術館の設立のために多数の彫刻や絵画、版画を寄贈しました。
「デリエール・ル・ミロワール」に幾度も彼の特集が組まれたのもこうした交流あってこそなのでしょう。
「STUDIO WITH SCULPTURES」
今回ご紹介する「No.127号」には、計14点のオリジナル・リトグラフが収録されています。哲学者・矢内原伊作はジャコメッティの良き理解者であると共にたびたび作品のモデルを務めたことでも知られており、本誌にはテキストも寄稿しています。
「目に見えるものを、見えるままに写し取ること」。ジャコメッティは彫刻・絵画、いずれにおいてもこの信念に基づき、ストイックなまでの探求と葛藤を続けたアーティストでした。単なる写実ではなく、描く対象そのものを掴み取ろうとする創作の姿勢は、描いては消し、という線描の痕跡にはっきりと見て取ることができます。
コンディション良好の完本でのご紹介が可能でございます。ブックとして楽しむも良し、1点額装して気分に応じて作品を入れ替えて飾るも良し。
海画廊へお越しいただけましたら実際にお手に取ってご覧いただけます。8月末まで絶賛開催中の「夏のアートセール」と併せて、ぜひお気軽にお立ち寄りの上、スタッフまでお声掛けくださいませ。
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