【作品のご紹介】
いつの間にか街はすっかり秋めいて、ここ東京は紅葉の見頃が待ち遠しい季節となりました。
3回連続でお届けしました「デリエール・ル・ミロワール特集」も、ここでちょっとひと休み。
今回は、日本の現代美術界を牽引するアーティスト、松谷武判の作品をご紹介いたします。
Title:繁殖の夢
年代:1973年
技法:シルクスクリーン
イメージサイズ: 73.1×52.9cm
サイン:有
プライス:お問い合わせください
1960年、具体美術展に初出品。
1963年にはビニール系の接着ボンドを用いた半立体状の作品を出品し、その革新的な表現が吉原治良に見出されて、同会会員に推挙されます。
以後、「具体」の中心メンバーとして活動を始めるようになりました。
Title:OBJECT B
年代:1971年
技法:リトグラフ
イメージサイズ: 63.5×51.6cm
サイン:有
プライス:お問い合わせください
1966年に渡仏し、パリにアトリエを構えた松谷武判。
1970年代半ばになると、紙と鉛筆による白黒の世界で“日本的な美意識”を魅せる作風へと到達し、以来「モノクローム」を重要なテーマとして追求し続けています。
ねっとりと垂れ下がる有機的なカタチ。
つややかな光沢。
シートでご紹介中のこちらの2点、どちらも1970年代の貴重な版画作品です。
Title: SUMMER-2000
年代:2000年
技法:紙に水彩
シートサイズ:25×16cm
サイン:有
プライス: Sold Out
こちらは2000年に描かれた四季のシリーズから、「SUMMER」、「AUTUMN」、「SPRING」の3点。
Title: AUTUMN-2000
年代:2000年
技法:紙に水彩
シートサイズ:25×16cm
サイン:有
プライス: Sold Out
画像では分かりづらいのですが、濃い黒色の部分は、作家特有のビニールのような質感で描かれています。
Title: SPRING-2000
年代:2000年
技法:紙に水彩
シートサイズ:25×16cm
サイン:有
プライス: Sold Out
こちらの作品、黒とシルバーの額縁を合わせてみたところ、とてもクールですっきりとした印象になりました。
小さめサイズのため、壁に吊金具を設置するのが難しい場合でも、このように台の上に立て掛けて飾っていただくこともできます。
2点並べて展示するとこのようなイメージ。
リズム感も生まれて、いっそう素敵な空間作りができるのではないでしょうか?
松谷武判はただいまヴェネチアにて開催中の「第57回ヴェネチア・ビエンナーレ」に国際招待作家として参加しています。
ご紹介しました作品は、海画廊の店頭にてご覧いただけます。
どうぞお気軽にお立ち寄り・お問い合わせくださいませ。
松谷武判 Takesada MATSUTANI
1937年 大阪に生まれる
1954年 大阪市立工芸高校日本画科入学
1960年 具体美術協会展に出品
1966年 フランス政府留学生選抜第1回毎日美術コンクールでグランプリを受賞し、渡仏
1967年 S.W.ヘイターの版画工房「アトリエ17」に入門
1970年 独立し、モンパルナスにシルクスクリーン版画工房を作る
2002年 西宮市民文化賞受賞
2017年 第57回ヴェネチア・ビエンナーレに参加
現在、パリと西宮の工房を行き来しながら活動を続ける。
新入荷の情報は海画廊HPで随時更新しています。
↓↓↓
お問い合わせはこちらへお願いします。
↓↓↓
UMIGALLERY
info@umigallery.net
千代田区神田神保町1-1
三省堂書店神保町4F
03-3233-3359
(10:00-20:00) 年中無休