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海画廊 今月のおすすめ

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関根伸夫 ステンレス作品

【作品のご紹介】

早いもので、本年も残すところあとわずかとなりました。
この1年もたくさんの皆様にご来廊いただき、誠にありがとうございました。
来る年も、お客様と作品との出会いのお手伝いが出来ればと思っておりますので、変わらぬご愛顧のほど、お願いいたします。

さて、師走を締めくくる今月号として、関根伸夫のステンレス作品をご紹介いたします。

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Title: ピラミッドの頂
年代:1982年
技法:ステンレス
サイズ: 13.1×27.2×17.4cm
サイン: 有
プライス: お問い合わせください


戦後日本を席巻した美術動向「もの派」のパイオニアとして活躍した関根伸夫。
1968年、神戸須磨離宮公園が舞台となる第1回現代日本野外彫刻展に出品した作品「位相‐大地」が、同派の誕生のきっかけとなったことはよく知られています。


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Title: 大地の点
年代:1982年
技法:ステンレス
サイズ:36×32.5×2cm
サイン: 有
プライス: お問い合わせください


造形を不可変のものではなく、環境に応じて変形可能の「相」であると捉えた関根の理論は、従来の彫刻の概念を根底から大きく覆しました。
今回ご紹介する2点もこのような側面から眺めてみると、美術史に名を刻んだ作家の意図が垣間見えるのかもしれません。


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刷毛跡のようなタッチの残るステンレス面と、絵の具の飛沫を思わせる黒色の部分の対比が印象的な「ピラミッドの頂」。
ひんやりと冷たく鋭利なイメージですが、太陽光や電灯の光を浴びると、ピラミッド型の彫刻そのものが輝いているかのような、あたたかで神秘的な雰囲気をまとって見えます。


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こちらは曇りのない鏡面の輪郭部分に、タイトル、署名、年記が刻まれたレリーフ状の作品です。
裏面に吊金具が取り付けてあるので、このようにすっきりと壁にかけて展示していただけます。

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近づいてみると・・・

ただいま海画廊にて開催中の「クリスマスギフトフェア」の店内帯の文字が一部歪んで映っているのがお分かりでしょうか。
ツヤツヤのミラーの中央部分に意図的にぽつんと凸状の「点」が作られています。
対峙するものが映りこんで初めて成立する本作。
設置する環境に応じてさまざまな風景を切り取り、観る者を魅了する作品です。


こちらの作品はただいま海画廊の店頭にてご紹介可能でございます。
質感のとても美しい作品です。
ぜひ実際にご覧になりにお越しくださいませ。

皆様のご来廊をお待ちしております。



関根 伸夫 Nobuo SEKINE

1942年 埼玉県に生まれる
1968年 多摩美術大学大学院油画研究科修了
第1回現代日本野外彫刻展に「位相‐大地」を出品
1970年 ヴェネチア・ビエンナーレに参加、その後2年間滞欧
1973年 環境美術研究所設立
1978年 ヨーロッパ3カ国巡回個展開催
1987年 「位相絵画展」を日本で巡回
2002年 韓国釜山ビエンナーレ、彫刻プロジェクト参加
2012年 「東京1955-1970展」(ニューヨーク近代美術館)にて特集展示

その他、展覧会歴、各国美術館への収蔵作品多数。
現在、ロサンゼルスを拠点に活動を行っている。




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